内容へ

2022年3月29日
インド

コーンカニー語(ローマ字)の「聖書 ― マタイによる福音書」が発表される

コーンカニー語(ローマ字)の「聖書 ― マタイによる福音書」が発表される

2022年3月27日,コーンカニー語の「聖書 ― マタイによる福音書」ローマ字版が発表されました。前もって録画されたプログラムを約600人が視聴しました。この本は電子版ですぐにダウンロードできるようになりました。印刷版は今年中に入手可能になる予定です。

コーンカニー語は23のインドの公用語の1つです。主に西海岸の中部で話されています。1957年にエホバの証人の特別開拓者たちがこの地域に割り当てられ,コーンカニー語での伝道を始めました。最初の会衆が設立されたのは1959年のことでした。

長い間コーンカニー語の聖書はほとんどありませんでしたが,1974年にコーンカニー語のクリスチャン・ギリシャ語聖書が入手可能になりました。2006年にはヘブライ語聖書が出版されました。とはいえ,これらの聖書には,コーンカニー語を話す多くの人にとってなじみのない言葉が含まれていました。

コーンカニー語の伝道者はエホバの証人の出版物を活用していましたが,信頼できる翻訳の聖書を持っていませんでした。例えば,ある翻訳者はこう説明します。「以前の翻訳聖書では,マタイ 6章33節をこのように訳していました。『一番心配すべきなのは,神の王国の基準に従って歩むことと,神を喜ばせることだ』。しかし今回,マタイによる福音書が発表されたことによって,この聖句の意味が一層はっきりし,理解しやすくなりました」。

別の翻訳者はこう述べます。「コーンカニー語を話す伝道者の数は比較的少ないですが,今回私たちが自分たちの言語で『新世界訳』の本を入手できたことは,エホバが私たち全てを気に掛けてくださっている証拠です」。

この新しい翻訳は,コーンカニー語を話す兄弟姉妹が人々をエホバに引き寄せる上で,これからも助けになるに違いありません。(ヨハネ 6:44