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トルトラ島にある王国会館の修繕前と修繕後。この王国会館は,英領および米領バージン諸島でハリケーン・マリアの被害を受けた5棟の王国会館の1つで,最初に修繕されたもの。

2018年1月19日
グローバル・ニュース

エホバの証人はハリケーンの被災地で救援活動を急ピッチで進める

エホバの証人はハリケーンの被災地で救援活動を急ピッチで進める

【ニューヨーク】2017年9月にハリケーン・イルマとマリアによって壊滅的な被害を受けたカリブ海諸国と周辺地域の救援活動は順調に進んでいます。キューバ,ドミニカ共和国,バルバドス,フランス,米国の各支部事務所から,エホバの証人が行なっている支援の詳細に関して次の報告が寄せられています。

キューバ支部管轄

支部の報告によると,ハリケーン・イルマの被害を受けた兄弟たちは必要なサポートを十分に受けています。支部事務所の代表者たちによる牧羊訪問も行なわれています。

ドミニカ共和国支部管轄

被害を受けた57人の兄弟たちの必要を顧みるため,3つの災害救援委員会が救援活動を組織しました。地元の兄弟姉妹たちは,食料,水,衣類,その他の必需品を寄付しました。10月末までには,主に地元の奉仕者たちによってすべての損壊した家屋の清掃と修繕が終了しました。

バルバドス支部管轄: アンギラ,アンティグア・バーブーダ,シントマールテン(オランダ領),ドミニカ

フランス支部と共同で作られた委員会を含め,3つの災害救援委員会が共に働きました。ハリケーンの被害に遭った仲間の当面の必要を満たせるよう,地元の兄弟姉妹たちから成るグループを組織するためです。バルバドス支部管轄で計画されている復旧工事にかかる費用は約2億6400万円と見積もられており,それには8棟の王国会館と兄弟たちの家屋122軒の修繕作業も含まれています。さらに19軒の家を再建する必要があります。

ドミニカ国,グランドベイにある王国会館。ハリケーン・マリアによって激しく損壊した。

フランス支部管轄: グアドループ,サンマルタン

支部はサンマルタン島に災害救援委員会を,そしてグアドループ島に地区救援センターを設置し,救援活動を組織しました。それには約1億5400万円が必要だと見積もられています。グアドループでは王国会館12棟,サンマルタンでは王国会館2棟と兄弟たちの家屋24軒の修理が必要です。グアドループ,フランス,マルティニクから,合計22人の建設ボランティアが救援活動に参加する予定です。

サンマルタンでハリケーン・マリアの被害を受けた,ある伝道者の土地と家屋。

米国支部管轄: 英領および米領バージン諸島,フロリダ州,ジョージア州,プエルトリコ,タークス・カイコス諸島

支部管轄内の1万3000人を超える兄弟たちが被害を受けました。現在,4つの災害救援委員会が兄弟姉妹たちをサポートしており,兄弟たちの所有する被災した物件の95パーセント以上の応急措置や,食料,水などの救援物資の供給といった,復旧活動の第一段階をすでに終えています。プエルトリコと英領および米領バージン諸島では,初期の復旧活動が継続中です。

プエルトリコで伝道者3200人以上の家がハリケーンの被害を受けた。そのうちの1軒を奉仕者たちが片付けている。

王国会館と兄弟たちの家屋を修理するため,合計690人の建設ボランティアが救援活動に参加します。450人が島々へ,240人がフロリダ州とジョージア州へ赴く予定です。救援活動にかかる費用は33億円を超えると見積もられており,それには以下の修繕作業が含まれています。

  • 英領および米領バージン諸島: 王国会館5棟,家屋190軒

  • タークス・カイコス: 王国会館2棟,家屋56軒

  • プエルトリコ: 王国会館106棟,大会ホール2棟,家屋1216軒

  • フロリダ州: 王国会館40棟,家屋1174軒

わたしたちは,救援活動のために尽力している仲間すべての手をエホバが強めてくださるよう祈っています。そして,被災した兄弟たちが立ち直り,一致して偉大な神エホバに仕え続けるため,救援活動や聖書からの励ましが助けになることを確信しています。(ネヘミヤ 2:18

広報担当:

世界本部: David A. Semonian,広報オフィス,+1-845-524-3000

ドミニカ共和国: Josué Féliz,+1-809-595-4007

バルバドス: John Medford,+1-246-438-0655

フランス: Guy Canonici,+33-2-32-25-55-55

日本: 松永一樹,046-233-0005(+81-46-233-0005)