現代のエホバの証人の活動
現代のエホバの証人の活動
聖書の「使徒たちの活動」の書には,西暦1世紀におけるキリスト教の発展に関する感動的な物語が載せられています。それに比べて,現代における王国を宣べ伝える業の歴史はそれほど感動的なものではないと言えますか。決してそうではありません。なぜなら,わたしたちは,悪魔とその悪霊たちが神の王国を宣明する人々と戦っている「終わりの日」に住んでいるからです。(テモテ第二 3:1。啓示 12:17)ですから,今日,様々な土地で王国を宣べ伝える業が進展してきた様子について読むと,同じように築き上げられます。次の二つの国で,王国を宣べ伝える活動の先頭に立って努力した多くの人々についてお読みになれば,大きな益が得られるに違いありません。
オーストラリア: この広大な国で王国伝道者たちはどのようにしてへき地の人々に音信を伝えたのでしょうか。勇敢な開拓者たちはオーストラリアの奥地でその業を行なうために前進してゆきました。また,その記録の中には,古今を通じて極めて優れた開拓者のうちの幾人かが登場します。また,第二次世界大戦中の禁令下の時代に兄弟たちが,大会を開いたり書籍を印刷したりさえしてがん張った様子を知るのもたいへん興味深いことでしょう。
ポルトガル: カトリック教会とサラザール政権は結託してエホバの証人の活動を弾圧しました。ゲシュタポを模倣した秘密警察は,エホバの証人を絶えず追い回しました。しかし,そのすべてにもかかわらず,宣べ伝える業は繁栄しました。ポルトガルにおけるエホバの組織の伸展に関する実に注目すべき物語は,読者の注意を最後まで引きつけ,励みを与えるものとなるでしょう。
ですから,良いたよりの現代の伝道者たちに関する,人を鼓舞するこれらの報告をお読みになれば,最後まで,すなわち永遠の命の賞を受ける時まで,エホバに祝福される奉仕の務めを辛抱強く行なうよう,一層強められるでしょう。―マタイ 24:13。