特集記事 | 良い習慣を身に着けるには
2 環境を整える
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食生活を改善しようと思っているのに,そこにあるアイスクリームが気になってたまりません。
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禁煙を決意したのに,そのことを知っている友人から,またしても,たばこを勧められます。
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今日は運動する予定でしたが,ランニングシューズがどこにあるか分からず,探すのが面倒です。
この3つに共通する事柄が分かりますか。良い習慣を培い,悪い習慣を断つうえで,環境(身の回りの状況や人々)は大きな影響を及ぼす,ということです。
聖書の言葉: 「災いを見て身を隠す者は明敏である。しかし,経験のない者たちは進んで行って,必ず報いを身に受ける」。―箴言 22:3。
聖書は,前もってよく考えるよう勧めています。そうすれば,目標達成の妨げになる事柄を避け,もっと望ましい状況に自分を置くこともできます。(テモテ第二 2:22)要するに,環境を整えるということです。
間違ったことを行ないにくくし,良いことを行ないやすくしましょう
何ができるか
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間違ったことを行ないにくくしましょう。例えば,ジャンクフードを食べないようにしたければ,良くないと分かっている食べ物を台所に置かないようにします。そうすれば,食べたくなっても,すぐには食べられません。
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良いことを行ないやすくしましょう。例えば,朝一番に運動しようと思っているなら,前の晩にスポーツウェアをベッドのそばに置いておきます。何事も,始めるのが簡単であるほど行ないやすくなるものです。
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友達を注意深く選びましょう。だれしも一緒にいる人に似てくるものです。(コリント第一 15:33)ですから,良い習慣を培うのを邪魔する人たちではなく,後押ししてくれる人たちと付き合いましょう。