敵を愛するとはどういうことですか
聖 書 の答 え
イエスは
イエス
「
敵 を愛 し続 け,迫 害 する人 のために祈 り続 けなさい」。マタイ 5:43,44
この
敵 を愛 する どうして?
神 がそうしているから。神 は「感 謝 しない悪 人 にも親 切 」です。(ルカ 6:35)「悪 人 にも……太 陽 を昇 らせ」ています。(マタイ 5:45)愛 は人 を変 えるかもしれないから。敵 に親 切 にすると,「燃 える炭 をその人 の頭 の上 に積 むことにな」る,と聖 書 は言 っています。(格 言 25:22)ここでは,親 切 にすることが,鉱 石 を熱 して金 属 を取 り出 す過 程 に例 えられています。たとえ憎 まれても親 切 にするなら,相 手 の怒 りを和 らげ,その人 の良 いところを引 き出 すことができるかもしれません。
敵 を愛 する どうやって?
「あなたたちを
憎 む人 に善 を行 い……なさい」。(ルカ 6:27)「敵 が飢 えているなら,食 べさせましょう。喉 が渇 いているなら,飲 む物 を与 えましょう」と聖 書 は勧 めています。(ローマ 12:20)黄 金 律 と呼 ばれる言 葉 の通 りにすることによっても,敵 を愛 せます。「人 からしてほしいと思 う通 りに,人 にもしなさい」という言 葉 です。(ルカ 6:31)「あなたたちへの
災 いを願 う人 のために祝 福 を求 め……なさい」。(ルカ 6:28)ひどいことを言 われても,穏 やかに優 しく話 すなら,敵 のためを思 っていることになります。「侮 辱 され……ても,仕 返 しをしてはなりません。かえって,相 手 に親 切 にしてください」と書 かれています。(ペテロ第 一 3:9)この通 りにすると,憎 しみが憎 しみを生 むのを止 められます。「
侮 辱 する人 のために祈 り……なさい」。(ルカ 6:28)誰 かからばかにされても,「仕 返 しをしてはなりません」。(ローマ 12:17)その人 を許 してあげてくださいと神 に祈 るように,と聖 書 は勧 めています。(ルカ 23:34。使 徒 7:59,60)やり返 したりせず,その人 のことは神 にお任 せしましょう。神 の正 義 感 は信 頼 できるので,安 心 できます。(レビ記 19:18。ローマ 12:19)
「
敵 を愛 し,あなたたちを憎 む人 に善 を行 い続 けなさい。あなたたちへの災 いを願 う人 のために祝 福 を求 め,侮 辱 する人 のために祈 り続 けなさい」。ルカ 6:27,28
「
辛 抱 強 く,親 切 」に接 する。(コリント第 一 13:4)使 徒 パウロは愛 についての説 明 の中 で,アガペー(愛 )というギリシャ語 の変 化 形 を使 いました。これはマタイ 5章 44節 やルカ 6章 27,35節 にも出 てくる語 です。クリスチャンはこの愛 があるので,敵 のように思 える人 にも辛 抱 強 く,親 切 に接 します。嫉 妬 したり,優 越 感 を抱 いたり,失 礼 なことをしたりはしません。
「
愛 は辛 抱 強 く,親 切 です。愛 は嫉 妬 しません。愛 は自 慢 せず,思 い上 がらず,下 品 な振 る舞 いをせず,自 分 のことばかり考 えず,いら立 ちません。愛 は傷 つけられても根 に持 ちません。愛 は不 正 を喜 ばないで,真 実 を喜 びます。愛 は全 てのことに耐 え,全 てのことを信 じ,全 てのことを希 望 し,全 てのことを忍 耐 します。愛 は決 して絶 えません」。コリント第 一 13:4-8
戦 争 で敵 と戦 うべきか
敵 を愛 することについての誤 解
a E・W・バーンズの「キリスト